CMを作る華やかな仕事に就いたと思ったら、雑用ばかり | キャリアアップ転職術
キャリアアップ転職術
2015年10月21日

CMを作る華やかな仕事に就いたと思ったら、雑用ばかり

プロダクションマネージャーの仕事はクリエイティブな面は少ない。
編集部

テレビコマーシャルや、街頭の大型ビジョン、映画館のスクリーンや、はたま電車の中の液晶映像、ネット上にアップされるPR動画など、CMの世界における映像は多くあります。有名なタレントを起用したり、大掛かりなセットをつかって、CGなどできれいに合成され、多くの人たちが視聴する、そんなCMを作ってみたい。CMなどを制作する職を志望する人たちたちは、そんな夢や希望を抱いて入ってきた人も多いことでしょう。 しかし、現実は、多くの場合、新人はPMと呼ばれるプロダクションマネージャーという職に就くことが多いです。カタカナの横文字で響きはかっこいい感じですが、中身は地味。クリエイティブなことは求めれなく、映画製作でいうと制作職、テレビ製作でいうとADに近いものです。

CM製作会社に入社しても、クリエイティブなことをするとは限らない

基本的に企画を考えたりするのは企画演出部と呼ばれる部署になり、そこではCMの監督になるべく、ディレクターの補助である演出補助などの職種につくことができます。そのような部署は、外部の会社で企画演出のみ行っているところや、大きな会社で完全に部署がわかれていたりします。企画演出部は、PM職が所属する制作部より少ないです。 多くの場合、CM制作会社は、制作のみ行い、企画演出は外部に発注したり、監督などキャリアを積んだ人が行う領域で、新人はPM職につき、予算の管理、スケジュール管理、スタッフ管理、品質管理など実際にCMを作るのに行われる段取りの調整をします。撮影する際、編集する際、どのような予算で完成させるかなど、どちらかといえばプロデューサーに近い職なのです。

具体的にはどんな仕事をするの?

例えば、企画をつくってもらうための資料作り、映像や音楽の許可関係の申請。撮影をする際のロケハンやスタジオ予約、スタッフの手配、スケジュール調整、役者のオーディション、エキストラの手配、はたまた弁当の手配からさまざまあります。クリエイターのために、準備を完璧にこなすという地味な仕事とも言えます。ひとつでもミスがあれば、そのPMのせいになりますし、逆に責任感のある仕事ともいえます。

なるには

CMを制作している専門の製作会社に入社するのが近道です。中途採用も行っているところもあるのでぜひ応募してみましょう。勤務時間は深夜に及ぶことも多いので過酷な仕事です。ただ、華やかな世界であるので、間近で感じられ、作り上げる喜びもあります。

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